タオバオ仕入れは中国の祝日やイベントに注意⁈物流混雑を乗り切るテクニックとは
中国には、日本では馴染みのない祝日やイベントを行う日があります。
その時期には、中国国内の物流が大変混雑します。
この中国ならではの習慣を知らなければ、スムーズな中国輸入ができずに事業に影響が出てしまう恐れも!今回は中国の物流が混雑する日のことや、その時期にすべき対応についてまとめました。
中国輸入をされている事業者様、必見です。
1.物流が混雑する時期は
中国で物流が混雑するのは、主に年に3回です。
1回目:1月末から2月初旬
2回目:10月1日~7日
3回目:11月11日~数日間
物流が混雑する理由は先述の通り、中国ならではの祝日・イベントが行われるからです。
影響を受ける期間の長さや理由も、各時期で異なります。
詳しくみてみましょう。
2.中国ならではの祝日・イベント
(1).春節(旧正月)
春節は中国最大の伝統的な祭りで、新年の迎え入れと共に春の到来を祝います。
日本での正月に相当するものです。
中国では旧暦を使ってお祝いをするため、日本のように1月1日と日付が決まっているわけでなく、毎年何月何日になるかは異なります。大体は1月末から2月初旬にかけて行われ、通常15日間続きます。
普段実家を離れて暮らす人や、都市部に出稼ぎ労働をしている人も、一斉に実家に帰省します。
よって春節期間前、出稼ぎ労働者の帰省による人手不足を防ぐため、メーカーは生産を早めに完了させ、小売業者への商品移動が集中します。この結果、春節前後約2ヶ月間の物流が一気に動き、物流混雑が発生します。
(2).国慶節
10月1日から7日までの大型連休は国慶節として知られており、日本でのゴールデンウィークのようなものとなっています。
国慶節とは中華人民共和国の建国宣言をした日で、つまりは中国の建国記念日です。
この期間中には多くの中国人が旅行を計画し、家族や友人との集まりを楽しむため、多数の商品を購入します。
さらに、オンラインショッピングやギフトの需要も増加します。
これに加えて、国慶節は通常秋の収穫期とも重なり、食品や農産物の輸送が増える可能性があります。
これらの要素が組み合わさることで、国慶節の間には全国的な物流の混雑が起こる可能性があります。
(3).光棍節(シングルデー、ダブル11)
11月11日は中国最大のオンラインショッピングイベントです。
元々は1980年代に中国の大学生が独身を祝う日として始まり、メディアを通じて中国全土に広まりました。
“11.11”は「1」の連続で、独りを象徴しています。
「買い物で独り身を励ます」をコンセプトに、中国の大手電子商取引企業であるアリババなどの企業によって大規模なオンラインセールが行われています。
2020年には過去最高の流通総額7兆円超を達成したことを発表し、大きな話題となりました。
この日の大量のオンライン注文は短期間に一斉に発送されるため、物流に大きな負荷をかけることとなります。
これが光棍節に物流が混雑する主な理由です。
3.最近盛んになってきている祝日・イベント
中国では最近、新たな祝日・イベントが盛り上がりを見せるようになってきました。
これらは今後、上述したものと並び、大きな影響を与える可能性が高いです。
しっかりチェックしておきましょう。
(1).双十二(カップルデー、ダブル12)
双十二(ダブル12)は、アリババグループが主導する年末の大規模オンラインショッピングイベントで、12月12日に開催されます。光棍節(ダブル11)の続編としてアリババが提唱したものです。
この日は特にカップルに関する認識がなされているわけではありませんが、独身の日と関連付けてカップルデーと呼ぶこともあります。
光棍節(ダブル11)と比べると今のところ規模は小さいですが、この期間はクリスマスや新年に向けてのギフト購入のピークであり、一層の物流混雑を引き起こします。
(2).労働節(五一労働節)
中国の労働節(五一労働節)は5月1日に行われ、通常は1週間の休暇が与えられます。
この期間中、多くの中国人が旅行をするため、一部地域の物流が混雑することがあります。
また、オンラインショッピングでの需要も増加します。
さらに、労働節は長期の休暇期間であり、メーカーや供給業者が休暇前に商品を出荷することを急ぐ場合があります。
これらの要因が組み合わさると、一部地域で物流が混雑する可能性があります。
なお、この物流混雑は全国的なものではない場合もあります。
地域や業種によって異なる影響が見られるため、具体的な状況は変わる可能性があります。
日本のゴールデンウィークと重なっているため、日本国内での物流の混雑にも気をつけなければなりません。
4.さくら代行の取り組み
中国での物流の混雑時期と重なり、よく売れている商品の在庫が無くなったり、必要な時にすぐに入荷できない事態は避けたいですよね。お客様に届ける納期に間に合わないなんてのは冷や汗もの。
中国物流の混雑を見越して、さくら代行が行っている取り組みをご紹介します。
(1).ホームページとメールで呼びかけ
混雑する時期の数週間前から、ホームページの最初の画面に大きく注意喚起を載せています。
また、メールでも同じ内容のものを送信しています。
このお知らせを受け取ったら、事業者様は事業での在庫や売れ行きを考慮して早めに入荷したり、お客様と納期の相談をするなどの対応が必要となります。
(2).人員を増やして出荷作業
物流混雑を熟知している弊社は、その時期に人員を一気に増やして出荷作業を行います。
こうすることで、事業者様をお待たせすることなくスムーズな配送を実現させています。
(3).倉庫保管サービス
「早めに多く発注しておきたいけど、保管する場所がない…」そんな事業者様には、さくら代行の倉庫保管サービスをおすすめします。
格安料金でさくら代行の倉庫に保管できてとても便利です。
さらに、納品後15日までの保管料は無料!
詳細はさくら代行まで、お気軽にお問合せください。
5.まとめ
いかがでしたか?
中国の祝日・イベントによる物流の混雑を把握し、事業に影響のない仕入れや取引を行いましょう。
本記事の内容はさくら代行が独自に調べて作成したものです。
必ずしも正しいとは限りません。
ご参考になれば幸いです。
アリババ仕入れ代行、タオバオ仕入れ代行、FBA直送はさくら代行にお任せください。
この記事は中国輸入代行業者である中国仕入れのさくら代行が執筆しています。
中国仕入れのさくら代行:https://www.sakuradk2.com
さくら代行は日本と中国に拠点を持ち、事業者様の代わりに中国国内の全ての業務と日本への納品(FBA直送含む)を行うことを使命としております。中国輸入販売をお考えの方は是非さくら代行サービスをご利用くださいませ。