中国輸入代行時に支払った輸入消費税は控除可能
中国仕入れの際に発生する税金は、関税と輸入消費税の2種類です。輸入時にこの2種類の税金は一緒に請求されますが、それぞれ違う税金です。
関税はHSコードにより決まる関税率により算出されます。輸入消費税は申告価格に基づいて算出されます。また、輸入消費税は控除することができます。
ここでは輸入消費税を控除について簡単に説明します。日本国内で他の商社やメーカーから仕入れる際は消費税が発生します。もし、輸入商品に消費税が課税されなければ「輸入品が安い」ということになってしまいます。
図を用いて簡単に説明します。
では、税務処理で控除を忘れるとどうなるかみてみましょう。
輸入時支払った輸入消費税8万円＋販売時発生した消費税24万円＝32万円
正しく控除すれば16万円の消費税を支払うことになりますが、間違って控除を忘れると32万円支払うことになります。つまり、２重課税になりますのでその分利益が減ります。また、赤字になった場合は還付を受けることになります。
下記の資料の青枠の部分に金額が記載されていなければ、この控除を忘れている可能性があります。
これらの仕組みを知識として知っておくと日々の販売活動に役立ちます。なお、実際の計算方法はもっと複雑で難しいので、税理士の方に頼らざるを得ないことが多いです。その際は必ず輸入消費税の控除がどうなっているのか、尋ねることをおすすめします。正確な情報については最寄りの税務署にお問合せください。
この記事は中国輸入代行業者である中国仕入れのさくら代行が執筆しています。
さくら代行は日本と中国に拠点を持ち、事業者様の代わりに中国国内の全ての業務と日本への納品（FBA直送含む）を行うことを使命としております。中国輸入販売をお考えの方は是非さくら代行サービスをご利用くださいませ。
